約 2,572,367 件
https://w.atwiki.jp/galgerowa2/pages/617.html
LIVE FOR YOU (舞台) 6 ◆Live4Uyua6 ・◆・◆・◆・ 金属でできた硬い床を軋ませ、壁を震わせ天井を揺らし、音を遠く遠くへと響かせながら二頭の獣が長い通路を行く。 想いの力により顕在化した常世のものならざる不思議の獣――チャイルド。 一頭は狼犬の姿をしたデュラン。 金属質の表皮をもった四肢に銀の毛皮。両肩に砲を背負った玖我なつきの忠実な僕。彼女とクリスとを背負い疾走する。 後から追うもう一頭は巨犀の姿をした愕天王。 真紅の表皮に鼻頭から伸びた分厚い衝角。黄金に揺れてたなびく、刃を持ったたてがみ。威風堂々。主たる碧を背に邁進する。 生半可なバイクなどよりかは速く走れるデュラン。そして巨体ゆえに歩幅も大きい愕天王。 二体は無人の通路をただただひたすら進んでゆく――が、しかし、件の”舞台”とやらの姿はまだ見えてきてはいなかった。 島の地下に張り巡らされた基地は広い。 舞台の確かな場所はわからないが、一番地の本拠地まででも直線距離にして2キロメートル弱といったところ。 曲がりくねってもいれば勾配もある。となれば更にもう少しは距離があるだろうか。 変わらぬ風景はよりそれを強調させる。そろそろ口を閉じて集中しているのにも痺れを切らしたと、3人がそう思った頃。変化が訪れた。 「ここが”舞台”ってところかな?」 「いや、私の感覚だとまだ距離としては半ばといったところだ。唯湖の姿も見えないし、それに――」 広く、ガランとした円形のホールの中へと入ってきて一行はその足を一端止める。 3人はまず碧が言ったようにここが舞台かと思ったが、なつきが言ったようにそうではないともすぐに気付いた。 「――足止めらしいぞ」 この広いスペースで待ち受けていたのは目標とする来ヶ谷唯湖ではなく、敵だった。 それは一人と一体と言い表すべきなのか、それともアンドロイドであればやはり一人とは数えず合わせて二体と表すべきか。 3人を待ち構えていたのは、深優によく似た姿かたちを持つアンドロイドが一体。それと、 「チャイルド……じゃないか。オーファンだね。私達用の相手というわけだ。これは」 一体のオーファンだった。 オーファン。それはHiME達が従えるチャイルドの原型ともいうべき存在であり、同じく媛星の力により顕現した怪しの獣。 チャイルドとはHiMEと契約したオーファンのことを指し、つまり実質的にはその存在に異なるところはない。 無論。個体差はあるにしろ、その実力も一体一体がチャイルドと同等というわけだ。 「おーけーおーけー。 さすがは生徒会で立派な仕事をしていただけのことはあるね。神崎くんも演出というのがわかっているじゃないか」 愕天王の上で腕組みをし、碧が納得といった風にうんうんと頷く。 クリスと同行するなつきは勿論、碧もこちらに来ると読んでその対応にオーファンを置くというのはまさしく正しい形だろう。 しかも。待ち構えていたオーファンの姿は色こそ漆黒なれども、形と大きさは碧の操る愕天王と瓜二つだったのだから。 「と、いうわけで! ”ここは私にまかせて先に行きなさい” ……なんてね、なつきちゃん。クリスくん。OK?」 エレメントである鉾槍を手中に出現させ、碧はそれで先へと向かう通路の入り口をびしりと指した。 だが、言われたクリスとなつきはその申し出にわずかに逡巡する。3人で一緒に敵へと当たった方が安全なのは確かだからだ。 唯湖を救出するのに決められた制限時間があるわけでもない。確実にひとつひとつ障害を取り除いてゆくのもひとつの手だろう。 だがしかし、 「クリスくん。なつきちゃん。君達の役割はなんだ? いるべき場面はどこだ? 私、杉浦碧は正義の味方。清き想いを持つ者を守り、悪逆非道の輩を打ち倒す。ここは――」 ――私の場面だ! と、碧は二人の迷いを一喝により吹き払った。 目の前のことに囚われ目標を見失うは愚劣の極み。小さな賢しい選択は時に大きな過ちに通じることもある。 突貫、ドッカン。邁進、舞想。それが信条。それが正義の味方だと、ただ不敵に一笑。碧は再び向かうべき先を鉾槍で指す。 「すまない。ここは任せた」 「ありがとうミドリ」 「なぁに、いいってことよ。私には約束の相手もいないしね、できることをただするだけ。 それよか。君達こそ私に身体張らせておいて失敗しましたじゃすまないんだからね。――がんばってきなさい!」 鉄の爪が床を蹴り、デュランとその背に跨ったなつきとクリスは先の通路へと姿を消してゆく。 それを見送り、表情を引き締めると碧は相対すべき敵の方へと振り返った。 一切の感情も信念も想いももたない冷たい表情のアンドロイドは入ってきた時と同じ場所、同じ格好でまだ佇んでいる。 「……追わないってことはやっぱ私向けの相手か。うん。 それじゃあ始めようか。正義の味方が倒さなきゃならない敵はいっぱいいるんだ。時間かけてられないっての!」 言った瞬間。それまで置物のように固まっていたアンドロイドとオーファンが先手を取るように動き出した。 碧と同じように鉾槍を取り出したアンドロイドを背に、大きな蹄で地響きを立てながらオーファンが猛突進をしかけてくる。 その先端には愕天王と同じように硬く分厚い衝角が突き出している。 もしも突き刺さるようなことがあれば、愕天王といえど、碧といえど決して即死は免れないだろう。 ならば回避するか? しかし、碧はそうしない。チャイルドである愕天王も怯える素振りひとつ見せない。 激突。 自身が本物であることを証明するかのように、碧と愕天王はただそのまま偽者を迎え撃ち――撃ち返した。 ゴウンと部屋全体を振るわせる轟音が鳴り響く。 愕天王の衝角に掬い上げられたオーファンの巨体が跳ね飛ばされ、勢いよく反対側の壁へと衝突。そしてまた轟音が響いた。 「古今東西。偽者が正義のヒーローに勝ったためしなんてないのよ。 いかに、最強無敵で絶対可憐な私と愕天王の力を真似しようとも、偽者である限りは絶対に勝てなーい!」 大きな胸を揺らしながら碧は愕天王の上ではっはっはっと大笑いする。 彼女は間違っていない。いかに正確にトレースしたデータがあろうとも、所詮コピー兵士は急造品。完成度には大きな問題がある。 チャイルド代わりのオーファンを宛がい数値上では正義の味方と互角にしてみても、実際はこんなところだ。 「そもそも、想いなくして正義と勝利はありえなーい! 通す信念もないあなた達がどうして私を倒せようか!」 勿論。そんなことは策を仕掛けた神崎にだってわかっている。 HiMEの強さは彼がなによりよく知るところだ。仮にシアーズが単独でこんなことをしていれば彼もそれを笑っただろう。 一対の偽者では一対の本物には勝てないなどというのは元より明らか。 「さてと、じゃあ今度はこっちの番よ。かっこいい必殺技をお見舞いしてやるん……だって、……え?」 だから、”三対”のアンドロイドとオーファンを彼は用意した。 壁際のシャッターがガラガラと音を立てて開き、その中から新しくそしてまたそっくりなアンドロイドとオーファンが姿を現す。 元よりいたものと合わせて全部で三対。一対一ならば碧と愕天王には勝てないだろうが、しかしこの場合はどうだろうか……? 碧の読みは正しかった。彼女をここで止める為にこのアンドロイドとオーファンは用意されていたのは確かだ。 だがしかし。それも、偽者が一対だけいれば正義の味方を気取る碧は必ず一人で残る。と神前の読んだ通りの行動。 上手を取られたと気付いた時にはもう遅い。 開いたシャッターが、そしてやってきた通路と先に進む通路の隔壁が全て閉じた。室内の空気は一気に不穏なもので満ちてゆく。 「たはは……まいったな、これは」 三体のオーファンがアンドロイドを背に愕天王へと殺到する。それぞれが必殺の衝角を碧へと向けて。 激突。そしてまた再び轟音。 地が振るえ、今度は血が流れた――……。 ・◆・◆・◆・ 「――あぁ、参りましたね。全くこんな古典的な罠に引っかかるとはこの私もヤキが回ったということでしょうか」 地下深い暗闇の中でトーニャはそんな言葉をぽつりと零した。 しかし、彼女の言葉に反応する何かも答えを返す誰かもその周りにはない。彼女の傍にあるのはただ暗闇だけだった。 「……とりあえず、登らないことにはどうにもなりませんね。はぁ、よっこらしょと」 愚痴っていても埒は開かないと、トーニャはデイパックから懐中電灯を取り出し濡れた岩肌を慎重に登り始めた。 先ほどまで立っていた基地の中とは違い、足場は極めて悪い。 耳に届く音からするとここから更に下方には川が流れているのだということがわかる。 もし足を踏み外して落ちたらどうなるか。想像して、トーニャは慎重に慎重を重ね、ゆっくりと確実に岩場を登ってゆく。 「さてと、どこにも皆さんの姿は見られませんねぇ……一体、どこに落ちたのやら」 ほどなく、5メートルほど登ったところでトーニャは平坦な場所へと辿りついた。 見渡せばところどころ地面は舗装されており、ちらほらと街灯が立っていて辺りはほの明るい。 少し離れたところには背の高いプレハブ小屋が見え、その周囲には鉄骨やドラム缶などが山と積まれていた。 記憶の中の見取り図を思い返し、トーニャはここが基地の最下層を通る資材運搬用道路だと気付く。 「まぁ無難なところですね」 言って、トーニャは自分が登ってきた岩壁の淵を振り返る。 さぁさぁと聞こえる水音の通り、この下は川だ。もしそこに落ちていたならば、戦場からは離れられるがまた別の危機があったろう。 「…………通信は不可能と。ええ、わかってましたけとも。一応、確認しただけです」 街灯の足元まで寄り、懐中電灯を仕舞って代わりに基地の見取り図を取り出してトーニャは、はぁと小さく溜息をついた。 始まって早々、仲間達とは離れ離れ。しかも、当てにしていた相手からは直接殺傷されないというアドバンテージも失われている。 状況としては最悪だろう。那岐や九条ならともかくとして、他の面々ならばいつ殺されてしまうともわからない。 自分にしたって、先ほどのように兵隊が50も100も集まってこられたらさすがに一人ではどうしようもないはずだ。 「みんな無事でしょうか。いや、そもそもとして落ちて死んでいないか……」 トーニャは自分が落ちてきた上の方を見上げる。 はるか上方。見取り図の記載によればおおよそ50メートルほど上に、床が外れた通路から漏れている光が小さく見えていた。 その下方には点検用のキャットワークやインフラ用のパイプなど細々したものと、小さな電灯の明かりが確認できる。 「あそこらへんに引っかかっていればどうにか無事だと思うのですが」 トーニャは暗がりの中に目をこらす。だがしかし、仲間の内の誰の姿も見つけることはできなかった。 一番小さいやよいや美希にファルなどはただの女の子もいいところで、もしここらへんまで落ちてきていたらと思うと背筋が凍る。 自身にしても落ちる途中でキキーモラを宙を走るパイプに絡めたからこそ地面との直撃を免れたわけで、 そういった手段をなんらもたない彼女達であればよくて瀕死。十中八九は真っ赤な死花を暗がりに咲かせることになるだろう。 「………………あぁ、もう! ねがねがしてても話が進みません」 もしかすると生き残ったのは自分だけ。そんなろくでもない想像を頭から振り払いトーニャは行動を開始する。 しかし、開始するも、どう動けばよいのかわからなくてその足はまたすぐに止まってしまった。 一人で神崎の下まで向かう? それはあまりにも無謀な話だ。 加えて、自分達は本命ではない。本命を通す為に敵を陽動し引き付けるのが本来の役目なのである。 とはいえそれも仲間達が固まって行動していることが前提。自分だけでは影響は微々たるもので役割は果たせない。 「頭を使いましょうアントニーナ・アントーノヴナ・二キーチナ。闇雲に動けばどうにかなるなんてことはないのですから」 再び街灯の下に戻ってトーニャはふむと唸る。 時間は無い。こうしている間にも敵兵がここまでこないとも限らない。別の場所にいるであろう仲間達の下にもだ。 やはり要求されるのは速やかなる合流。それをいかにして実現するのか、すぐに答えを出さないといけない。 「敵側にレーダーがある以上、危険でない場所というのは存在しない。 故に、集団が分割された場合はとりあえず先を目指せとそんな取り決めでしたが、しかしバラバラとなるのは想定外。 皆はどう動くのか。皆は皆がどう動くと思うのか。それを考えて……と、ふむ?」 ぶつぶつと呟きながら思考していたトーニャはハッと目を丸くしてぴたりと動きを止めた。 そしてあることに気付き、再びデイパックの口を開いて中をごそごそと漁り始める。 中にあるのは懐中電灯や見取り図の他にはサブウェポンとなる拳銃や薬がいくつか。何故かバカップル反対腕章などなど。 しかし、それらは目的のものではない。もうひとつ。メダルに代えるのは惜しいと残しておいたアイテムがあった。 「――あった」 それは、”首輪探知レーダー”。 本来。見知らぬ参加者の接近を感知する為の機器で、第1のゲームが終われば無用の長物となるはずだった物。 首輪をはめた人間がほぼ全員揃っている以上。もう使うことはないだろうと思われていた物だった。 現在。そのレーダーの上にはなんの反応も表示されていない。 高槻やよいも、山辺美希も、ファルシータ・フォーセットも、羽藤桂も、羽藤柚明も、反応はない。 反応しっぱなしだと煩わしいという場合の為に名前を登録することで非反応にする機能があり、それを使用しているからだ。 「えぇと……これで」 トーニャはレーダーを操作し、まずはひとつ高槻やよいの名前を登録から解除する。 「よし!」 取り付けられたランプが明滅し、レーダーの上にパッと高槻やよいの名前がひとつ浮かび上がった――。 LIVE FOR YOU (舞台) 5 <前 後> LIVE FOR YOU (舞台) 7
https://w.atwiki.jp/examinationroom/pages/51.html
LIVE FOR YOU (舞台) 6 ◆Live4Uyua6 ・◆・◆・◆・ 金属でできた硬い床を軋ませ、壁を震わせ天井を揺らし、音を遠く遠くへと響かせながら二頭の獣が長い通路を行く。 想いの力により顕在化した常世のものならざる不思議の獣――チャイルド。 一頭は狼犬の姿をしたデュラン。 金属質の表皮をもった四肢に銀の毛皮。両肩に砲を背負った玖我なつきの忠実な僕。彼女とクリスとを背負い疾走する。 後から追うもう一頭は巨犀の姿をした愕天王。 真紅の表皮に鼻頭から伸びた分厚い衝角。黄金に揺れてたなびく、刃を持ったたてがみ。威風堂々。主たる碧を背に邁進する。 生半可なバイクなどよりかは速く走れるデュラン。そして巨体ゆえに歩幅も大きい愕天王。 二体は無人の通路をただただひたすら進んでゆく――が、しかし、件の”舞台”とやらの姿はまだ見えてきてはいなかった。 島の地下に張り巡らされた基地は広い。 舞台の確かな場所はわからないが、一番地の本拠地まででも直線距離にして2キロメートル弱といったところ。 曲がりくねってもいれば勾配もある。となれば更にもう少しは距離があるだろうか。 変わらぬ風景はよりそれを強調させる。そろそろ口を閉じて集中しているのにも痺れを切らしたと、3人がそう思った頃。変化が訪れた。 「ここが”舞台”ってところかな?」 「いや、私の感覚だとまだ距離としては半ばといったところだ。唯湖の姿も見えないし、それに――」 広く、ガランとした円形のホールの中へと入ってきて一行はその足を一端止める。 3人はまず碧が言ったようにここが舞台かと思ったが、なつきが言ったようにそうではないともすぐに気付いた。 「――足止めらしいぞ」 この広いスペースで待ち受けていたのは目標とする来ヶ谷唯湖ではなく、敵だった。 それは一人と一体と言い表すべきなのか、それともアンドロイドであればやはり一人とは数えず合わせて二体と表すべきか。 3人を待ち構えていたのは、深優によく似た姿かたちを持つアンドロイドが一体。それと、 「チャイルド……じゃないか。オーファンだね。私達用の相手というわけだ。これは」 一体のオーファンだった。 オーファン。それはHiME達が従えるチャイルドの原型ともいうべき存在であり、同じく媛星の力により顕現した怪しの獣。 チャイルドとはHiMEと契約したオーファンのことを指し、つまり実質的にはその存在に異なるところはない。 無論。個体差はあるにしろ、その実力も一体一体がチャイルドと同等というわけだ。 「おーけーおーけー。 さすがは生徒会で立派な仕事をしていただけのことはあるね。神崎くんも演出というのがわかっているじゃないか」 愕天王の上で腕組みをし、碧が納得といった風にうんうんと頷く。 クリスと同行するなつきは勿論、碧もこちらに来ると読んでその対応にオーファンを置くというのはまさしく正しい形だろう。 しかも。待ち構えていたオーファンの姿は色こそ漆黒なれども、形と大きさは碧の操る愕天王と瓜二つだったのだから。 「と、いうわけで! ”ここは私にまかせて先に行きなさい” ……なんてね、なつきちゃん。クリスくん。OK?」 エレメントである鉾槍を手中に出現させ、碧はそれで先へと向かう通路の入り口をびしりと指した。 だが、言われたクリスとなつきはその申し出にわずかに逡巡する。3人で一緒に敵へと当たった方が安全なのは確かだからだ。 唯湖を救出するのに決められた制限時間があるわけでもない。確実にひとつひとつ障害を取り除いてゆくのもひとつの手だろう。 だがしかし、 「クリスくん。なつきちゃん。君達の役割はなんだ? いるべき場面はどこだ? 私、杉浦碧は正義の味方。清き想いを持つ者を守り、悪逆非道の輩を打ち倒す。ここは――」 ――私の場面だ! と、碧は二人の迷いを一喝により吹き払った。 目の前のことに囚われ目標を見失うは愚劣の極み。小さな賢しい選択は時に大きな過ちに通じることもある。 突貫、ドッカン。邁進、舞想。それが信条。それが正義の味方だと、ただ不敵に一笑。碧は再び向かうべき先を鉾槍で指す。 「すまない。ここは任せた」 「ありがとうミドリ」 「なぁに、いいってことよ。私には約束の相手もいないしね、できることをただするだけ。 それよか。君達こそ私に身体張らせておいて失敗しましたじゃすまないんだからね。――がんばってきなさい!」 鉄の爪が床を蹴り、デュランとその背に跨ったなつきとクリスは先の通路へと姿を消してゆく。 それを見送り、表情を引き締めると碧は相対すべき敵の方へと振り返った。 一切の感情も信念も想いももたない冷たい表情のアンドロイドは入ってきた時と同じ場所、同じ格好でまだ佇んでいる。 「……追わないってことはやっぱ私向けの相手か。うん。 それじゃあ始めようか。正義の味方が倒さなきゃならない敵はいっぱいいるんだ。時間かけてられないっての!」 言った瞬間。それまで置物のように固まっていたアンドロイドとオーファンが先手を取るように動き出した。 碧と同じように鉾槍を取り出したアンドロイドを背に、大きな蹄で地響きを立てながらオーファンが猛突進をしかけてくる。 その先端には愕天王と同じように硬く分厚い衝角が突き出している。 もしも突き刺さるようなことがあれば、愕天王といえど、碧といえど決して即死は免れないだろう。 ならば回避するか? しかし、碧はそうしない。チャイルドである愕天王も怯える素振りひとつ見せない。 激突。 自身が本物であることを証明するかのように、碧と愕天王はただそのまま偽者を迎え撃ち――撃ち返した。 ゴウンと部屋全体を振るわせる轟音が鳴り響く。 愕天王の衝角に掬い上げられたオーファンの巨体が跳ね飛ばされ、勢いよく反対側の壁へと衝突。そしてまた轟音が響いた。 「古今東西。偽者が正義のヒーローに勝ったためしなんてないのよ。 いかに、最強無敵で絶対可憐な私と愕天王の力を真似しようとも、偽者である限りは絶対に勝てなーい!」 大きな胸を揺らしながら碧は愕天王の上ではっはっはっと大笑いする。 彼女は間違っていない。いかに正確にトレースしたデータがあろうとも、所詮コピー兵士は急造品。完成度には大きな問題がある。 チャイルド代わりのオーファンを宛がい数値上では正義の味方と互角にしてみても、実際はこんなところだ。 「そもそも、想いなくして正義と勝利はありえなーい! 通す信念もないあなた達がどうして私を倒せようか!」 勿論。そんなことは策を仕掛けた神崎にだってわかっている。 HiMEの強さは彼がなによりよく知るところだ。仮にシアーズが単独でこんなことをしていれば彼もそれを笑っただろう。 一対の偽者では一対の本物には勝てないなどというのは元より明らか。 「さてと、じゃあ今度はこっちの番よ。かっこいい必殺技をお見舞いしてやるん……だって、……え?」 だから、”三対”のアンドロイドとオーファンを彼は用意した。 壁際のシャッターがガラガラと音を立てて開き、その中から新しくそしてまたそっくりなアンドロイドとオーファンが姿を現す。 元よりいたものと合わせて全部で三対。一対一ならば碧と愕天王には勝てないだろうが、しかしこの場合はどうだろうか……? 碧の読みは正しかった。彼女をここで止める為にこのアンドロイドとオーファンは用意されていたのは確かだ。 だがしかし。それも、偽者が一対だけいれば正義の味方を気取る碧は必ず一人で残る。と神前の読んだ通りの行動。 上手を取られたと気付いた時にはもう遅い。 開いたシャッターが、そしてやってきた通路と先に進む通路の隔壁が全て閉じた。室内の空気は一気に不穏なもので満ちてゆく。 「たはは……まいったな、これは」 三体のオーファンがアンドロイドを背に愕天王へと殺到する。それぞれが必殺の衝角を碧へと向けて。 激突。そしてまた再び轟音。 地が振るえ、今度は血が流れた――……。 ・◆・◆・◆・ 「――あぁ、参りましたね。全くこんな古典的な罠に引っかかるとはこの私もヤキが回ったということでしょうか」 地下深い暗闇の中でトーニャはそんな言葉をぽつりと零した。 しかし、彼女の言葉に反応する何かも答えを返す誰かもその周りにはない。彼女の傍にあるのはただ暗闇だけだった。 「……とりあえず、登らないことにはどうにもなりませんね。はぁ、よっこらしょと」 愚痴っていても埒は開かないと、トーニャはデイパックから懐中電灯を取り出し濡れた岩肌を慎重に登り始めた。 先ほどまで立っていた基地の中とは違い、足場は極めて悪い。 耳に届く音からするとここから更に下方には川が流れているのだということがわかる。 もし足を踏み外して落ちたらどうなるか。想像して、トーニャは慎重に慎重を重ね、ゆっくりと確実に岩場を登ってゆく。 「さてと、どこにも皆さんの姿は見られませんねぇ……一体、どこに落ちたのやら」 ほどなく、5メートルほど登ったところでトーニャは平坦な場所へと辿りついた。 見渡せばところどころ地面は舗装されており、ちらほらと街灯が立っていて辺りはほの明るい。 少し離れたところには背の高いプレハブ小屋が見え、その周囲には鉄骨やドラム缶などが山と積まれていた。 記憶の中の見取り図を思い返し、トーニャはここが基地の最下層を通る資材運搬用道路だと気付く。 「まぁ無難なところですね」 言って、トーニャは自分が登ってきた岩壁の淵を振り返る。 さぁさぁと聞こえる水音の通り、この下は川だ。もしそこに落ちていたならば、戦場からは離れられるがまた別の危機があったろう。 「…………通信は不可能と。ええ、わかってましたけとも。一応、確認しただけです」 街灯の足元まで寄り、懐中電灯を仕舞って代わりに基地の見取り図を取り出してトーニャは、はぁと小さく溜息をついた。 始まって早々、仲間達とは離れ離れ。しかも、当てにしていた相手からは直接殺傷されないというアドバンテージも失われている。 状況としては最悪だろう。那岐や九条ならともかくとして、他の面々ならばいつ殺されてしまうともわからない。 自分にしたって、先ほどのように兵隊が50も100も集まってこられたらさすがに一人ではどうしようもないはずだ。 「みんな無事でしょうか。いや、そもそもとして落ちて死んでいないか……」 トーニャは自分が落ちてきた上の方を見上げる。 はるか上方。見取り図の記載によればおおよそ50メートルほど上に、床が外れた通路から漏れている光が小さく見えていた。 その下方には点検用のキャットワークやインフラ用のパイプなど細々したものと、小さな電灯の明かりが確認できる。 「あそこらへんに引っかかっていればどうにか無事だと思うのですが」 トーニャは暗がりの中に目をこらす。だがしかし、仲間の内の誰の姿も見つけることはできなかった。 一番小さいやよいや美希にファルなどはただの女の子もいいところで、もしここらへんまで落ちてきていたらと思うと背筋が凍る。 自身にしても落ちる途中でキキーモラを宙を走るパイプに絡めたからこそ地面との直撃を免れたわけで、 そういった手段をなんらもたない彼女達であればよくて瀕死。十中八九は真っ赤な死花を暗がりに咲かせることになるだろう。 「………………あぁ、もう! ねがねがしてても話が進みません」 もしかすると生き残ったのは自分だけ。そんなろくでもない想像を頭から振り払いトーニャは行動を開始する。 しかし、開始するも、どう動けばよいのかわからなくてその足はまたすぐに止まってしまった。 一人で神崎の下まで向かう? それはあまりにも無謀な話だ。 加えて、自分達は本命ではない。本命を通す為に敵を陽動し引き付けるのが本来の役目なのである。 とはいえそれも仲間達が固まって行動していることが前提。自分だけでは影響は微々たるもので役割は果たせない。 「頭を使いましょうアントニーナ・アントーノヴナ・二キーチナ。闇雲に動けばどうにかなるなんてことはないのですから」 再び街灯の下に戻ってトーニャはふむと唸る。 時間は無い。こうしている間にも敵兵がここまでこないとも限らない。別の場所にいるであろう仲間達の下にもだ。 やはり要求されるのは速やかなる合流。それをいかにして実現するのか、すぐに答えを出さないといけない。 「敵側にレーダーがある以上、危険でない場所というのは存在しない。 故に、集団が分割された場合はとりあえず先を目指せとそんな取り決めでしたが、しかしバラバラとなるのは想定外。 皆はどう動くのか。皆は皆がどう動くと思うのか。それを考えて……と、ふむ?」 ぶつぶつと呟きながら思考していたトーニャはハッと目を丸くしてぴたりと動きを止めた。 そしてあることに気付き、再びデイパックの口を開いて中をごそごそと漁り始める。 中にあるのは懐中電灯や見取り図の他にはサブウェポンとなる拳銃や薬がいくつか。何故かバカップル反対腕章などなど。 しかし、それらは目的のものではない。もうひとつ。メダルに代えるのは惜しいと残しておいたアイテムがあった。 「――あった」 それは、”首輪探知レーダー”。 本来。見知らぬ参加者の接近を感知する為の機器で、第1のゲームが終われば無用の長物となるはずだった物。 首輪をはめた人間がほぼ全員揃っている以上。もう使うことはないだろうと思われていた物だった。 現在。そのレーダーの上にはなんの反応も表示されていない。 高槻やよいも、山辺美希も、ファルシータ・フォーセットも、羽藤桂も、羽藤柚明も、反応はない。 反応しっぱなしだと煩わしいという場合の為に名前を登録することで非反応にする機能があり、それを使用しているからだ。 「えぇと……これで」 トーニャはレーダーを操作し、まずはひとつ高槻やよいの名前を登録から解除する。 「よし!」 取り付けられたランプが明滅し、レーダーの上にパッと高槻やよいの名前がひとつ浮かび上がった――。 LIVE FOR YOU (舞台) 5 <前 後> LIVE FOR YOU (舞台) 7
https://w.atwiki.jp/tvsponsor/pages/720.html
週刊デスクLive(ytv制作)(2022.04~) 前半ナショナルセールス枠 ※ A・B枠は隔週で毎回交代 (2023.05~) A枠0'30"…P G、YAMADA(ヤマダ電機)、小林製薬、アートネイチャー、MAZDA(マツダ)、sojitz(双日)、セブン アイHLDGS.(セブン-イレブン)、家庭教師のトライ+不定期1社 B枠0'30"…FUJITEC、Kowa、NEC/NECネッツエスアイ(NEC Group・不定期交代)、クレハ、小野薬品、新ポリグリップorポリテントorシュミテクト(グラウソ・スミスクライン、不定期交代)、アイリスオーヤマ、MITSUBISHI POWER(三菱パワー)+不定期1社 (2023.04) A枠0'30"…P G、YAMADA(ヤマダ電機)、小林製薬、アートネイチャー、MAZDA(マツダ)、sojitz(双日)、セブン アイHLDGS.(セブン-イレブン)、家庭教師のトライ+不定期1社 B枠0'30"…FUJITEC、Kowa、NEC/NECネッツエヌアイ(NEC Group・不定期交代)、クレハ、小野薬品、新ポリグリップorポリテントorシュミテクト(グラウソ・スミスクライン、不定期交代)、アイリスオーヤマ、ソニー損保、MITSUBISHI POWER(三菱パワー) (2022.11~2023.03) A枠0'30"…P G、YAMADA(ヤマダ電機)、小林製薬、アートネイチャー、MAZDA(マツダ)、sojitz(双日)、セブン アイHLDGS.(セブン-イレブン)、家庭教師のトライ、MetaMoJi(メタモジ) B枠0'30"…FUJITEC、Kowa、NEC/NECネッツエスアイ(NEC Group・不定期交代)、クレハ、小野薬品、新ポリグリップorポリテントorシュミテクト(グラウソ・スミスクライン、不定期交代)、アイリスオーヤマ、昭和産業、MITSUBISHI POWER(三菱パワー) (2022.10) A枠0'30"…P G、YAMADA(ヤマダ電機)、小林製薬、アートネイチャー、MAZDA(マツダ)、sojitz(双日)、セブン アイHLDGS.(セブン-イレブン)、家庭教師のトライ、SIEMENS Healthineers(シーメンスヘルスケア) B枠0'30"…FUJITEC、Kowa、NEC/NECネッツエスアイ(NEC Group・不定期交代)、クレハ、小野薬品、新ポリグリップorポリテントorシュミテクト(グラウソ・スミスクライン)、アイリスオーヤマ、昭和産業、MITSUBISHI POWER(三菱パワー) (2022.09) A枠0'30"…P G、YAMADA(ヤマダ電機)、小林製薬、アートネイチャー、MAZDA(マツダ)、KINCHO(大日本除虫菊)、セブン アイHLDGS.(セブン-イレブン)、家庭教師のトライ、永谷園(PT) B枠0'30"…FUJITEC、Kowa、NEC/NECネッツエヌアイ(NEC Group・不定期交代)、クレハ、小野薬品、新ポリグリップorポリテントorシュミテクト(グラクソ・スミスクライン、不定期交代)、アイリスオーヤマ、昭和産業+週替1社 (2022.08) A枠0'30"…P G、YAMADA(ヤマダ電機)、小林製薬、アートネイチャー、MAZDA(マツダ)、KINCHO(大日本除虫菊)、セブン アイHLDGS.(セブン-イレブン)、家庭教師のトライ+週替1社 B枠0'30"…FUJITEC、Kowa、NEC/NECネッツエヌアイ(NEC Group・不定期交代)、クレハ、小野薬品、新ポリグリップorポリテントorシュミテクト(グラクソ・スミスクライン、不定期交代)、アイリスオーヤマ、昭和産業、SUZUKI(スズキ・PT) (2022.07) A枠0'30"…P G、YAMADA(ヤマダ電機)※1、小林製薬、アートネイチャー※1、MAZDA(マツダ)※1、KINCHO(大日本除虫菊)、セブン アイHLDGS.(セブン-イレブン)※1、家庭教師のトライ、クリクラ※1 B枠0'30"…FUJITEC、Kowa、NEC/NECネッツエヌアイ(NEC Group・不定期交代)※2、クレハ、小野薬品、新ポリグリップorポリテントorシュミテクト(グラクソ・スミスクライン、不定期交代)、アイリスオーヤマ※1、昭和産業+不定期1社 (2022.06) A枠0'30"…P G、YAMADA(ヤマダ電機)、小林製薬、アートネイチャー、MAZDA(マツダ)、KINCHO(大日本除虫菊)、セブン アイHLDGS.(セブン-イレブン)、家庭教師のトライ、アサヒビール B枠0'30"…FUJITEC、Kowa、NEC/NECネッツエヌアイ(NEC Group・不定期交代)、クレハ、小野薬品、新ポリグリップorポリテントorシュミテクト(グラクソ・スミスクライン、不定期交代)、アイリスオーヤマ、昭和産業+不定期1社 (2022.04~05) A枠0'30"…P G、YAMADA(ヤマダ電機)、小林製薬、アートネイチャー、MAZDA(マツダ)、KINCHO(大日本除虫菊)、セブン アイHLDGS.(セブン-イレブン)、家庭教師のトライ+週替1社 B枠0'30"…FUJITEC、Kowa、NEC/NECネッツエスアイ(NEC Group・不定期交代)、クレハ、小野薬品、新ポリグリップorポリテントorシュミテクト(グラクソ・スミスクライン、不定期交代)、アイリスオーヤマ、昭和産業+週替1社 ※1 7/09は提クレ表示もAC JAPANに差し替え ※2 7/09はNEC名義として提クレ表示もAC JAPANに差し替え 後半ローカルセールス枠 ytv/ー NTV/ー
https://w.atwiki.jp/roborowa/pages/191.html
A/B LIVED ◆Haf2Sq.37. ■ そこには、五つの音がある。 ふたつは車輪の硬質ゴムが地面を咬む摩擦音。 ひとつは埒外の高出力エンジンが全力稼動しているが故のエグゾースト・ノイズであり、 「近づいてる! 近づいてるぞカザミ! これに内蔵兵器は無いのか!?」 「サイクロンの速度は半分以下か……ミサイルも砲も外されている! どの道その程度では効かん!」 「化物め……他に何か無いのか!」 残るふたつは、アンドロイドとサイボーグの声だ。 ある種の昆虫を思わせる独特のフォルムをしたバイクに跨り、ステアリングを握るのは銀髪隻眼の少女―――チンク。 後部でバランスを取りつつ、PDAの画面を覗き込む満身創痍の男―――風見志郎。 「俺の支給品があるにはあるが……」 「何だ!」 そして、本来の半分以下とはいえ五百メートルを一秒足らずで駆け抜けるサイクロン号に、追随する者がいた。 角度を調節したバックミラーに映るのは、常軌を逸した速度で自転車を走らせる大柄な男―――ディムズデイル・ボイルド。 一瞬でも時間を稼ごうと、チンクが後ろ手に投じたナイフは、悉くがその擬似重力の壁に逸らされあらぬ場所へと突き刺さる。 「使えそうなのは……銃だけだ」 「IS発動ッ!」 周囲の地面が爆破され、迫撃砲じみた衝撃がボイルドを襲い、そして当然のように何の影響も及ぼせない。 自転車の進路上に急激な段差が生まれたが、転倒どころか減速さえしない。能力の精妙な制御によって前輪を瞬間的に浮かせ、飛び越えるように回避する。 「牽制にはなる。銃を使え! このままではすぐに追い付かれるか追い詰められる!」 「途轍もない銃だ。今の俺では反動を支えられん!」 「……奴の銃よりも強いか?」 「確実にな。だが、奴の防御を正面から破れるとは思えん」 「……一発は撃てるんだな?」 「ああ……ッ、そういうことか!」 風見志郎は痛む手を動かし、転送をコマンドした。 顕れる鋼鉄。二連銃身を備えた漆黒のハンドガン―――ハカイダーショット。 超高周波炸裂弾が装填されていることを確認し、撃鉄を引き起こす。 脇を締め、右で銃把を握り左で銃身を抑え込む。反動による銃口の跳ね上がりを押さえる姿勢。 チンクが僅かにアクセルを緩め、ボイルドの左を並走。 ボイルドは鋼のような無表情。ペダルを漕がず、能力と慣性のみで走る体勢に切り替える。 そして、恐るべき速度でデザートイーグルを抜き放ち――― 「今だッ!」 反動に耐える為、サイクロンの車体が右に傾く。 その一瞬に全力を集中させ、風見はボイルドの防御が無いであろう場所を狙う。反動を修正する為、照準は更に下。 デザートイーグルの弾丸を打ち砕き、その身体に弾丸を届かせる最大のチャンス。 トリガーを引き絞る―――轟音。 同時、両腕が肩口から吹き飛んだ。そう錯覚させる程の、莫大な衝撃が襲い来る。 めしり、と小枝を捻り折るような音が、風見の体内を走った。 最も衝撃を受け止めた右肘の関節が、限界を超えて砕け散る。 「ぐ……あああっ!」 発射された弾丸が着弾し、炸裂音と共に視界が閉ざされる。 サイクロンもまた、強い衝撃を受けた。 咄嗟の判断でアクセルをニュートラルに。後輪をロックし、風見の体を伝わった運動エネルギーを、地面を焦げ付かせつつ横滑りし受け流す。 旋回したタイミングを計ってアクセルを限界まで絞り、前輪に動力を叩き込んだ。 排気によって吹き散らされる粉塵。タイヤが白煙を上げ、加速を再始動。遠心力によって、転倒寸前の車体を強引に引き起こす。 アクセルターンと呼ばれる技術に近い、機械の判断速度が可能とした絶技。 体勢を立て直したサイクロンの車上で、チンクが叫んだ。 「やったか!?」 「いや……」 折れ砕け、拳銃を取り落とした右腕を庇いながら、風見士郎は考える。 もっと早く、出会えていたら。 肩を並べて悪の組織と戦い、或いは共にマルドゥックシティの人喰いどもに相対することが、そんな背中を預けあう関係を、築くことができたかも知れない。 そしてそれは、今からでも遅くない。風見は背後を振り返り、当然のように在り続ける怪物の姿を見た。 ―――実の所彼らは、ボイルドと戦い能力を看破していながら、その真の脅威については誤認していた。 擬似重力の精密制御による圧倒的かつ一方的な防御力と、高い機動力。それこそが脅威であると、そう考えていた。 だがそれだけでは、その防御力を無に帰す上、機動力でも同等の相手に勝利を収めることなど出来はしない。 ハングマン・ベイビーヘッドやホーニー・ソープレイ、シェイキー・スプラッシャー、そしてフリント・アロー。 そのような相手は少なかったとはいえ、決して皆無ではない。 無論、パートナーであるウフコックの力も極めて大きい要因だが、その状況判断の悉くはボイルドが下したものだ。 詰まるところ、ボイルドの真の脅威とは、超一流の事件屋にして軍人という経験、それが弾き出す行動選択。 高度なチェス・プレイヤーがそうであるように、予測し得るが予想されない、しかし恐ろしく効果的な一手を、ここぞというタイミングで繰り出してくる。 例えば―――防御の弱点に気付かれたことを逆用し、発砲動作によって相手の攻撃を誘う、というような。 チンクと風見が知っているように、ボイルドの防御は決して無敵ではない。 確かに、力技で突破することができるのはベイビーヘッドの打撃のような桁外れの大質量、そしてフリントの刃のような、軌道を保つことに特化した白兵戦兵器のみ。 だが、攻撃の際には弾道を安定させるため、壁に穴を開けなければならない。それが隙だ。 本来の武器である六十四口径ならば、およそ如何なる弾丸を撃ち込まれようと逆に粉砕して余りあるが、デザートイーグルでは程遠い。 相手がハカイダーショットならば尚更だ。 それは知らなかったものの、露骨な大威力の武器に対して油断するような愚は犯さない。 むしろ防御を側面に集中し、攻撃に備えたのだ。 結果、ボイルドの総身を木っ端微塵に粉砕できた筈の超高周波炸裂弾は、その軌道を大きく逸らした。 着弾は半メートル以上も下へ―――しかしそれこそが、風見志郎のイーブンマネーだった。 微動だにせず立ち尽くすボイルド。その足下に散らばる鉄屑/残骸。 サドルの下部、メインフレームとの接続部に着弾した一撃は、轟天号を完全に破壊していた。 着弾点の周囲は超大出力の高周波によって残骸さえ残さず塵と化し、その余波だけで全ての接合が金属疲労で砕かれた。 タイヤの硬質ゴムさえ一部は溶融し、しかしボイルド自身は無事だった。 金属は振動を分散させつつ自身も変形し、エネルギーを吸収する。伝達部分そのものが消し飛んでしまえば、振動が伝達されることはない。 転倒はしたが、そのような状況での対応こそボイルドの能力の開発目的だ。当然のように対処する。 能力で粉塵を吹き飛ばす。左腕に握った拳銃を遠ざかるバイクに向け―――下ろした。この拳銃では射程外だ。 ボイルドは周囲を見渡し、それを拾いに歩き出す。 地に転がった異形のハンドガン。自転車とはいえ一撃でジャンクに変えた破壊の源泉。 二連銃身の片方に弾が残っていることを確認し、今や三百メートル近くも距離が離れたバイクへと向ける。 重力を制御し右腕を固定。数百キログラムの真綿で縛り上げられる感覚。 トリガーを、引いた。 爆音―――心躍る。 六十四口径以上の反動が腕に襲い掛かる。 精度は高くない。十メートル程左後方の路面に着弾。 破壊―――着弾点の半径五メートル圏内が根こそぎ吹き飛んだ。 脳裏に響く彼女の声。 (ハロー、モンスター) ハカイダーショット―――新たなる虚無の象徴。 ■ 「しくじった……!」 必勝のチャンスを自ら捨てることで機動力は潰したが、弱点のひとつだった攻撃力が化物じみて跳ね上がった。 ハカイダーショットを取り落としてしまうだろうということは分かっていたが、ボイルドが使いこなすとは考えていなかった。 「重力で腕を支えて撃っているのか。平然と使える筈だ……!」 「再転送して取り返せ、カザミッ!」 「っしまった!」 PDAを取り出した風見の手が、遂に限界を超えた。 端末を取り落とす。路面に接触したそれは、地面との相対速度によって何処へとも無く弾け跳んでいった。 失策のツケを払わされるのは、恐らく彼等ではない。サイクロンの速度であれば振り切れる。 だがその事実は、正義の味方にとっては重く、悪の手先にとっては何の意味もない。 今は敵であっても、可能ならば理想を共にしたいと考える風見。 今、敵であるのなら、それだけで殺すに足ると考えるチンク。 それは、遠い溝だった。 戦う力に抗い続けた風見。 戦う力をただ受け入れたチンク。 もしも、ハカイダーショットを手にしたのがチンクであったなら。 もしも、ボイルドを相手取れるだけの力がチンクにあったなら。 ―――悲劇は、起こらなかったかも知れない。 ■ 青い蜘蛛のような独特のフォルムの多脚戦車は、雪原を抜け舗装された道を走っていた。 上部にしがみついた青みが掛かった髪の少女は、前方へと眼を凝らす。 「……あ」 「どうしたの? お姉ちゃん」 「人だねー。少なくともボブおじさんじゃないから、様子を見てみようか?」 「でも、気をつけようよ?」 ゆっくりと北へと歩む男。スバルと比べて、二周りは大きい体格。 鋼のような無表情に乗っている、灰色の短髪。 そして右に提げた大振りな自動式拳銃と、左の二連銃身のリボルバー。 移動中、進行方向からは、爆弾の炸裂音じみた音が何回か響いていた。 彼がそれをやったという確証はないが、銃を持っている。蓋然性は高い。 「止まれ」 二十メートル程にまで距離が縮まった時、男が口を開いた。 ゆっくりと拳銃を持ち上げ、スバルの頭を照準する。 「あなたはこの殺し合いに……」 「ネズミを探している」 スバルの誰何を、低く重い声が遮った。 有無を言わせぬだけの強さを秘めた声。 「金色の、小さなネズミだ。心当たりは?」 「……ドラス君、タチコマ君」 「僕は知らないよ?」 「齧歯目ネズミ上科の哺乳類だよね? 金色なんて見たことも無いや」 「では、ルーン・バロットとい……」 「先にひとつ、こっちの質問に答えてよ。おじさん」 子供ゆえの物怖じしない姿勢を見せ、ドラスが声を発した。 スバルは緊張に身を固めるが、男は眉ひとつ動かさない。 「T-1000、ギンガ・ナカジマ、チンク、ノーヴェ、草薙素子。 知ってる名前はある?」 「ちょっとドラス君……」 探してる人の名前を教えたのは失敗だった、と考えながら、スバルはドラスを窘める。 だが、男の答えを聞いて、その思いは消し飛んだ。 「銀髪隻眼の少女ならば知っている。どういった関係だ」 「妹みたいなもので……探してるんです! 居場所を知っているなら……」 にじり寄ろうとして、拳銃の存在を思い出す。 そして―――男の貌から、今度こそ一切の表情が抜け落ちた。 「……そうか」 拳銃の撃鉄を、親指で引き起こし、 時系列順で読む Back 分けられたモノ Next DEVIL A/Beginning 投下順で読む Back 雷電激震 Next DEVIL A/Beginning 035 なくすものがないぼくたち(後編) チンク 044 DEVIL A/Beginning 035 なくすものがないぼくたち(後編) 風見志郎 044 DEVIL A/Beginning 035 なくすものがないぼくたち(後編) ディムズディル・ボイルド 044 DEVIL A/Beginning 034 善意と悪意の行方 スバル・ナカジマ 044 DEVIL A/Beginning 034 善意と悪意の行方 タチコマ 044 DEVIL A/Beginning 034 善意と悪意の行方 ドラス 044 DEVIL A/Beginning
https://w.atwiki.jp/testkdltest/pages/1269.html
lv5821633 10/26 21 15~ 01 sm4872034 KAIKO de NIGHT Samba mix (VOCALOID KAITO) / IGASIO 02 sm8469004 【KAIKO】バーチャル☆アイドル☆プリティvKAIKO【オリジナル曲】 /コラボ蚕魂(仮) 03 sm8156945 【KAITOオリジ】 日食 【コーラスでルカ】 / 青磁(即興電P) 04 sm5667721 【KAIKO】 フレンズ 【レベッカ】 ~Ver2.0~ / フタケタP 05 nm8625397 【KAIKO】ロストシープを歌ってもらった / 06 sm8146105 【KAIKO】「magnet」【MEIKO】【カバー曲】-修正版- /深夜P 07 nm6464254 【KAIKO】ベアトリーチェの■■【替え歌(ep4ネタばれ】 / ← Part7 | part8 | Part9→ 曲順・抜け等、ミスありましたら修正お願いします。 編集方法がよくわからないようでしたら、以下に記入ください。気付き次第修正します。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/testkdltest/pages/1270.html
lv5824622 10/26 22 12~ 01 nm4057180 【KAITO】超時空飯店 娘々のCMを歌わせてみた【KAIKO】 /宣戦布告P 02 sm7903744 【KAIKO】ハーブガーデン【カバー】 /少女病P 03 sm5558188 KAIKOオリジナル「subspecies」 / ぺぺろんP 04 sm8483000 【KAIKO注意!】星のカケラ(01_balladeフル)カバー / 05 sm6576947 【KAIKO】 失恋レストラン Ver.2.0 【アイマスPV】 iM@SコラボPV / 06 sm6579011 【KAIKO】水晶華(Short.ver)【VOCALOIDオリジナル】 / ちくP 07 sm3018100 オリジナル曲『Si tu m aimes』(VOCALOIDのKAITOが歌ってます) / 08 sm5661090 【KAIKO】Waltz for Ariah【KAITOもいるよ!】 /ビタワンP 09 sm3648442 【KAIKO】 PRIDE(プライド) 【今井美樹】 /フタケタP ← Part8 | part9 | Part10→ 曲順・抜け等、ミスありましたら修正お願いします。 編集方法がよくわからないようでしたら、以下に記入ください。気付き次第修正します。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/versailles/pages/137.html
【出演】 GALNERYUS / ガルネリウス (VAP / VAPモバイル) Versailles / ヴェルサイユ (携帯) (WARNER MUSIC JAPAN) SABER TIGER / サーベルタイガー (携帯) LIGHT BRINGER / ライト・ブリンガー 【出演者・関係者ブログ/Twitter】 PURE ROCK JAPAN LIVE 2011 Official blog PURE ROCK JAPAN オフィシャルサイト 土屋京輔さんのTwitter LIGHT BRINGER FukiさんのTwitter LIGHT BRINGER SatoruさんのTwitter LIGHT BRINGER スタッフさんのTwitter LIGHT BRINGER Official Blog GALNERYUS Official Blog GALNERYUS SYUさんのブログ GALNERYUS TAKAさんのブログ GALNERYUS YUHKIさんのブログ SABER TIGER 下山武徳さんのブログ SABER TIGER 下山武徳さんのTwitter SABER TIGER 木下昭仁さんのブログ SABER TIGER 田中康治さんのブログ SABER TIGER 水野泰宏さんのブログ Versailles Official Twitter Versailles TERUさんのブログ Versailles MASASHIさんのブログ Versailles YUKIさんのブログ 【セットリスト】 BGMリスト一挙公開! - PURE ROCK JAPAN LIVE 2011 Official blog (6/2) 1. LIGHT BRINGER 開幕~Resistance Le Cirque de Minuit~真夜中のサーカス~ 今にも落ちてきそうな空の下で BURNED 07 Continue!? Diamond Dream! 今秋 KING RECORDS/NEXUSからメジャーデビューすることが発表されました LIGHT BRINGER、注目の“嬢メタル”バンドが大観衆の前で衝撃発表 - BARKS (Yahoo!ニュース) (5/31) 嬢メタル最前線! LIGHT BRINGERがメジャー・デビュー!- CDJournal.com (Yahoo!ニュース) (6/1) HR/HM界の注目株、LIGHT BRINGERが今秋メジャーデビュー - リッスンジャパン (Yahoo!ニュース) (6/1) 2. GALNERYUS UNITED BLOOD~UNITED FLAG CARRY ON STILL LOVING YOU BLAME YOURSELF LAST NEW SONG CRY FOR THE DARK BURN MY HEART 今秋に新作をリリースし、ツアーを行うことが発表されました 3. SABER TIGER RISE 2001~The Hammer (新曲) FIRST CLASS FOOL Avenger (新曲) Bionic (新曲) DEFYING GRAVITY LIGHT-THUNDER-LIGHT VAGUE BLESS YOU Angel Of Wrath (新曲) 8/3にリリースされるニューアルバム「Decisive」から新曲4曲が初披露されました SABER TIGER with GALNERYUS SYU SHO(小野正利) セッション We will rock you (Queen) Whole Lotta Rosie (AC/DC) 4. Versailles Prelude~The Revenant Choir ASCENDEAD MASTER Judicial Noir zombie The Red Carpet Day MASQUERADE (新曲) Philia アンコール Aristocrat s Symphony 6/15にリリースされるニューアルバム「Holy Grail」の新衣装と、リード曲「MASQUERQADE」が初披露されました ▲上へ PURE ROCK JAPAN LIVE 2011 (携帯はこちら) PURE ROCK JAPAN LIVE 2011 Official blog PURE ROCK JAPAN オフィシャルサイト 【オフィシャル告知】 オフィシャルTシャツの再販について - PURE ROCK JAPAN LIVE 2011 Official blog (6/4) オフィシャルTシャツ、先行販売のお知らせ - PURE ROCK JAPAN LIVE 2011 Official blog (5/24) “PURE ROCK JAPAN LIVE 2011″出演決定 - Versailles Official Web Site (KAMIJO WORLD) (4/23) 【ニュース記事】 5/09 5月29日にPURE ROCK JAPAN LIVE 2011開催! (携帯はこちら) (WeROCK blog) 4/20 強力ヘヴィメタル・アクトが集結! <PURE ROCK JAPAN LIVE 2011>開催 (Google Mobile Proxy / Yahoo!ニュース) (CDJournal.com) 4/18 ヘヴィメタルの精鋭が奇跡の大集結!ライヴ・イベント<PURE ROCK JAPAN LIVE 2011>を開催 (携帯はこちら / Yahoo!ニュース) (BARKS) ▲上へ PURE ROCK JAPAN LIVE 2011 【日時】 2011/5/29(日) 開場 16 00 / 開演 17 00 【会場】 CLUB CITTA’ 【住所】 神奈川県川崎市川崎区小川町5-7 (「JR川崎駅」東口徒歩10分、「京急川崎駅」中央口徒歩15分) 【問合せ先】 CLUB CITTA’ (携帯はこちら) 044-246-8888 (12 00~19 00) 【チケット】 前売券 ¥4,200 / 当日券 ¥4,700 (税込) オールスタンディング・整理番号付 入場時にドリンク代¥500が別途必要となります 先行受付はお一人様4枚まで 【当日券販売】 15 00~ 会場窓口で販売されます CLUB CITTA’ 当日券情報 (携帯はこちら) 当日券 ¥4,700 (税込・スタンディング)入場時にドリンク代¥500が別途必要となります 予定枚数に達し次第、販売を終了します 問合せ先 CLUB CITTA’ 044-246-8888 (12 00~19 00) 【一般発売】 4/23(土) 10 00~ チケットぴあ (携帯はこちら)電話受付 0570-02-9999 (Pコード:134-976)チケット発券場所 セブン-イレブン / サークルKサンクス / ぴあ店舗 / 配送店頭販売 ぴあ店舗 / サークルKサンクス / セブン-イレブン受付期間 4/23(土) 10 00~5/28(土) 23 59 ローソンチケット電話受付 0570-084-003 (Lコード:71133)チケット発券場所 ローソン店頭販売 ローソン受付期間 4/23(土) 10 00~5/27(金) 23 59 e+(イープラス) (携帯はこちら)チケット発券場所 ファミリーマート / セブン-イレブン / 配送受付期間 4/23(土) 10 00~5/28(土) 18 00 【先行受付】 ※受付は終了しました e+ プレオーダー受付 ※抽選・後払 (携帯はこちら)受付期間 4/8(金) 12 00~4/13(水) 18 00結果確認期間 4/15(金) 13 00~4/16(土) 18 00支払方法 クレジットカード / コンビニ (セブン-イレブン・ファミリーマート・ローソン・サークルKサンクス) / ペイジー対応ATM / ネットバンキングチケット発券場所 ファミリーマート / セブン-イレブン / 配送プレオーダー先行抽選についての説明はこちら (携帯はこちら) ▲上へ 川崎, クラブチッタ
https://w.atwiki.jp/amuse_michal/pages/144.html
競馬伝説Live!を始めたら 初期馬は大切に育てよう♪ ゲーム初期に貰える3頭の競走馬。捨ててはいけませんw パラが悪くても桜花でなら1勝はしてくれるかと思いますw 市場で競走馬を買っても良い馬は稀。初期馬でも十分に勝つ楽しさ、難しさを体験できるでしょう♪ ちなみに初期馬は、本番レースの際、フリーレースのタイムより約1秒早く走ってくれます♪ ただし、平場のレース(名前無しレース)に限りますw また、初期馬は能力がわかるように相馬眼があらかじめ使われた状態になってます♪ これを見ながら馬が成長しきるまで鍛えてから出走するのが良いでしょう♪ もし初期馬を捨ててしまったら… しばらく勝てないかもw 最初に貰える繁殖牝馬は捨ててもかまわないw ハッキリ言って、勝てる馬は産んでくれませんw 特にスピード・スタミナ・馬場適性がC以下の馬は、捨ててもかまわないでしょうw まずはフリーレースで馬主経験値を稼ごう♪ フリーレース(以下フリレ)に参加すると、Lv5未満の場合に限り、馬主経験値が貰えます♪ まずはLv5までフリレに参加し、Lvを上げましょう♪ そして初期馬をレースに出し、自家製種牡馬枠を得られるLv6を目指しましょうw また、フリレでは、たまにアイテムが出現することがあります♪ このアイテムは種牡馬だったりエサだったり馬具だったり…まぁ、色々ですw 無料でプレイする際は、積極的にフリレに参加し、アイテムをたくさん手に入れることをオススメします♪ ちなみにホストで1着になるのが一番アイテムの出現率が高いですが、始めのうちはどんな馬にも勝てないでしょうww 地道に経験値を稼いでくださいw ムダな買い物は絶対禁物!w 最初に貰える資金は1億。エサを買っていたらあっという間に無くなってしまいますw 特にいきなり市場(競走馬購入やセレクトセールでの繁殖牝馬購入)で買い物をするのはやめましょうw 1億ではロクな馬を購入出来ないのでw 資金を稼ぐ方法は、後程。
https://w.atwiki.jp/hanazonored2007/pages/88.html
CRAZE live[liv](紙ジャケットアルバム) 発売日 2007年8月22日 発売元キングレコード KICS-1322/23 収録曲 DISC-1 (from THA S LIFE FOUR fuckers ROYAL V.I.P TOUR 96) ■ 1. NOBODY ■ 2. RISKY ■ 3. BAD BABY ■ 4. You are everything and everything is you ■ 5. with you ■ 6. i wish ■ 7. 少年のままで ■ 8. 傷 ■ 9. RAIN NOISE ■ 10. the unclouded day ■ 11. I LOVE YOU ■ 12. TO THE NIGHT ■ 13. THAT S LIFE DISC-2 (from THA S LIFE FOUR fuckers ROYAL V.I.P TOUR 96) ■ 1. 君に逢いたい・・・ ■ 2.to me,to you ■ 3. NAKED BLUE ■ 4. BABY PUNKS ■ 5. [D]ear [C]ool DEAD BOUNUS TRACK (from BE CRAZY 95) ■ 6. Socialの中で・・・ ■ 7. BAD BABY ■ 8. RAIN NOISE ■ 9. [D]ear [C]ool DEAD 戻る
https://w.atwiki.jp/nm_7/pages/50.html
参考 NANA MIZUKI LIVE GAMES 2010 BLUE STAGE 2010.7.25 at西武ドーム NANA MIZUKI LIVE GAMES 2010 RED STAGE 2010.7.24 at西武ドーム 収録 IMPACT EXCITER NANA MIZUKI LIVE GAMES 2010 BLUE STAGE 2010.7.25 at西武ドーム NANA MIZUKI LIVE GAMES 2010 RED STAGE 2010.7.24 at西武ドーム 使用コール:振り1,振り3,はい! はい! 振り1:上で一回、下で一回叩く感じ。ワンツーワンツー。AメロでもBメロでもなんでもござれ(例:POWER GATE Aメロ) 振り3:下から上にスィーって弧を描くように振り上げる。歌詞のフレーズの終わりやバラードに多い。もう奈々さんしか見えない(例:ETERNAL BLAZE サビ終わり「未来へー」) はい! はい!:ペンライトをリズムに合わせて振りながら、上にあげたところで はい! はい!(例:SUPER GENERATION イントロ) 青字:水樹奈々さん歌唱パート イントロ ダダダ ←音ハメ振り ダッダダ ダッダッダダ へい!!←音ハメで振った後に大ジャンプ はい! はい! Aメロ 前半:ダダ ダダ ダダ ダダ ダダ ダダ ダダ ダダ 後半:振り1 Bメロ 前半:っはーい!履き潰した靴 wow wow wow wo っはーい! 放り投げて太陽とKISS Ah~ Ah~ 後半:振り1 ッダッダッダ サビ:振り1 サビ最後:Are you Ready? OK? come on! Let s GO! ← GO! でジャンプ Aメロ 前半:ダダ ダダ ダダ ダダ ダダ ダダ ダダ ダダ 後半:振り1 Bメロ 前半:っはーい!細胞に広がる wow wow wow wo っはーい! 新しいリズムを感じて Ah~ Ah~ 後半:振り1 ダッダ サビ:振り1 サビ最後:Are you HAPPY? I will make it together! ←together!の ザー あたりでジャンプ 間奏:はい! はい! 大サビ 前半:振り3 後半:振り1 大サビ最後:Are you Ready? OK? come on! Let s GO! ← GO! でジャンプ 後奏:はい! はい! ダッダダ ダッダッダッダ ジャーン コメントテスト -- 管理人 (2011-10-23 15 54 33) 名前 コメント }